「つくばチャレンジ2010トライアル走行」レポート
~64ティーム中31ティームが約240mのトライアル走行に成功(つづき)
●2回目のトライアルで5ティームが完走
昼食休憩後、1回目で完走できなかったティームが2回目のトライアルを行い、5ティームが完走。芝浦工業大学ロボティクス研究室の「Arl-03」は、2回目の走行でゴールまであと少しの230m地点まで到達したものの、そこでコースアウトしてリタイアしてしまった。トライアル達成ではないが、最も惜しかったティームであり、次点として翌日のファイナル走行で最初に走行することが認められた。次点を含めて、合計32ティームが翌日のファイナル走行に挑むことになった。トライアル走行の完走率は、約48.4%であり、2009年の約52.3%には及ばなかったものの、2007年の約40.7%や2008年の約46.8%を上回っており、コースの難易度が上がったことを考えれば、昨年にも増して、ロボットのレベルが上がったといえるだろう。
なお、つくばチャレンジは技術チャレンジであり、タイムを競う競技会ではない。そのため、タイムはあくまで参考だが、最速タイムを記録したのは、日立製作所機会研究所ティームの「Sofara-T」の3分49秒、次が防衛大学校情報工学科ロボット工学研究室ティームの「Smart Dump IV」の3分58秒であった。
最後に、油田教授による結果発表と講評が行われた。その中で油田氏は「実際に64台のロボットが動いたということは素晴らしいことだ」と述べ、参加者にねぎらいの言葉をかけた。
休憩後、1回目の走行で失敗したティームの2回目の走行が行われた。関東相撲ロボット研究会屋外ティームの「エンデバー屋外仕様」の2回目の走行の様子。残念ながら10m地点でリタイヤ
1回目の走行ではゴールまで残り数mのところで停止してしまった大阪工業大学情報科学部枚方産学連携ティームの「プロキオン」だが、2回目の走行では見事にゴールラインを通過。タイムは16分10秒だ
1回目の走行では前のロボットを追い抜こうとしてコースアウトしてしまった千葉大学知能機械システム研究室ティームの「CIMS☆10」も、2回目の走行でトライアルを達成。タイムは10分5秒
ヤマハ発動機IM団ティームの「JW-Future 2010」は、1回目のトライアルは180m地点でリタイヤ。2回目もゴールが見えてきた200m地点でコースアウトして凹みにはまり、脱出できなくなってしまった
八王子未来学(東京高専青木研・多羅尾研)ティームの「高尾一号」は、2回目の走行でゴールライン直前で停止してしまったが、トライアル達成と認められた
千葉工業大学林原研究室βティームの「Auton」は、2回目の走行でトライアルに成功。タイムは12分12秒
三重大学プロジェクト3Sティームの「三翠」。2回目の走行は32m地点で、前方の柱に近づいて停止してしまいリタイヤ
2回目の走行は午後5時近くまで行われ、あたりはすっかり暗くなってしまった。芝浦工業大学ロボティクス研究室の「Arl-03」は、2回目の走行でゴールまであと少しの230m地点で、コースアウトしてリタイヤ。トライアル達成ではないが、最も惜しかった次点のティームとして、翌日のファイナルで最初に走行することが認められた
トライアル走行の結果。1回目の走行で達成したのは26ティーム、2回目の走行で達成したのは5ティームで、合計31ティームがトライアルに成功した
最後に油田教授が結果発表と講評を行った
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~64ティーム中31ティームが約240mのトライアル走行に成功(つづき)
●2回目のトライアルで5ティームが完走
昼食休憩後、1回目で完走できなかったティームが2回目のトライアルを行い、5ティームが完走。芝浦工業大学ロボティクス研究室の「Arl-03」は、2回目の走行でゴールまであと少しの230m地点まで到達したものの、そこでコースアウトしてリタイアしてしまった。トライアル達成ではないが、最も惜しかったティームであり、次点として翌日のファイナル走行で最初に走行することが認められた。次点を含めて、合計32ティームが翌日のファイナル走行に挑むことになった。トライアル走行の完走率は、約48.4%であり、2009年の約52.3%には及ばなかったものの、2007年の約40.7%や2008年の約46.8%を上回っており、コースの難易度が上がったことを考えれば、昨年にも増して、ロボットのレベルが上がったといえるだろう。
なお、つくばチャレンジは技術チャレンジであり、タイムを競う競技会ではない。そのため、タイムはあくまで参考だが、最速タイムを記録したのは、日立製作所機会研究所ティームの「Sofara-T」の3分49秒、次が防衛大学校情報工学科ロボット工学研究室ティームの「Smart Dump IV」の3分58秒であった。
最後に、油田教授による結果発表と講評が行われた。その中で油田氏は「実際に64台のロボットが動いたということは素晴らしいことだ」と述べ、参加者にねぎらいの言葉をかけた。
休憩後、1回目の走行で失敗したティームの2回目の走行が行われた。関東相撲ロボット研究会屋外ティームの「エンデバー屋外仕様」の2回目の走行の様子。残念ながら10m地点でリタイヤ
1回目の走行ではゴールまで残り数mのところで停止してしまった大阪工業大学情報科学部枚方産学連携ティームの「プロキオン」だが、2回目の走行では見事にゴールラインを通過。タイムは16分10秒だ
1回目の走行では前のロボットを追い抜こうとしてコースアウトしてしまった千葉大学知能機械システム研究室ティームの「CIMS☆10」も、2回目の走行でトライアルを達成。タイムは10分5秒
ヤマハ発動機IM団ティームの「JW-Future 2010」は、1回目のトライアルは180m地点でリタイヤ。2回目もゴールが見えてきた200m地点でコースアウトして凹みにはまり、脱出できなくなってしまった
八王子未来学(東京高専青木研・多羅尾研)ティームの「高尾一号」は、2回目の走行でゴールライン直前で停止してしまったが、トライアル達成と認められた
千葉工業大学林原研究室βティームの「Auton」は、2回目の走行でトライアルに成功。タイムは12分12秒
三重大学プロジェクト3Sティームの「三翠」。2回目の走行は32m地点で、前方の柱に近づいて停止してしまいリタイヤ
2回目の走行は午後5時近くまで行われ、あたりはすっかり暗くなってしまった。芝浦工業大学ロボティクス研究室の「Arl-03」は、2回目の走行でゴールまであと少しの230m地点で、コースアウトしてリタイヤ。トライアル達成ではないが、最も惜しかった次点のティームとして、翌日のファイナルで最初に走行することが認められた
トライアル走行の結果。1回目の走行で達成したのは26ティーム、2回目の走行で達成したのは5ティームで、合計31ティームがトライアルに成功した
最後に油田教授が結果発表と講評を行った
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