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つくばチャレンジ

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石井英男さんによる本走行レポート(トライアル)



「つくばチャレンジ2011トライアル走行」レポート
~66ティーム中23ティームが約500mのトライアル走行に成功(つづき)




群馬大学太田研・ミツバチームの「MG11」



金沢工業大学夢考房自律走行車プロジェクトティームの「YUMEKOBO 3」



成蹊大学制御工学研究室ティームの「竹島物語~アキラ肆式」。1回目の走行では、16m地点でリタイヤ



千葉大学知能機械システム研究室ティームの「CIMS☆11」。1回目の走行で見事トライアルに成功。タイムは19分31秒であった



防衛大学校滝田研究室ティームの「Smart Dump 5」の1回目の走行の様子。トライアル走行のコースには1ヵ所、ファイナル走行のコースには4ヵ所の一時停止線が設けられている



Smart Dump 5は、1回目の走行でトライアルに成功。タイムは8分23秒と、最も短かった



最後に出発した北海道工業大学ロボット製作部ティームの「キャタピラHIT Ⅱ 改」



法政大学自律ロボット実験室B(ARL)ティームの「Orange2011」。2回目の走行でトライアルに成功。タイムは18分30秒



神奈川工大ロボット・メカトロニクス学科ティームの「KAIT」。1回目、2回目とも9m地点でリタイヤ



関東相撲ロボット研究会屋外チームの「エンデバー屋外仕様」



エンデバー屋外仕様は、交互に左右に曲がりながら走行する



エンデバー屋外仕様の2回目の走行は、69m地点でリタイヤしてしまった



明星大学ティームの「Bright Star V」。1回目の走行は51m地点、2回目の走行は28m地点でリタイヤ



早稲田大学マイクロマウスクラブティームの「CapybaraH.T.」。2回目の走行では、時間いっぱいまで使って471m地点に到達したが、達成はならず



九州工業大学チームCIR-KIT Bの「KIT-C 2号」。2回目の走行は、225m地点でリタイヤ



中国能開大ロボット研究会ティームの「たまながれ」。2回目の走行は、17m地点でリタイヤ


●2回目の走行で4ティームがトライアル達成

 昼食休憩後、1回目で完走できなかったティームが2回目のトライアルを行い、4ティームが完走。トライアルに成功したティームは合計23ティームとなった。なお、横浜国立大学藤本研究室ティームの「PeGASuS」と、成蹊大学知能機械研究室ティームの「SIM-3」は、ともにトライアルゴールまであとわずかの495m地点でリタイヤとなってしまった。トライアル達成ではないが、最も惜しかった2ティームであり、次点として翌日のファイナル走行で、1番目と2番目に走行することが認められた。次点の2ティームを含めると、合計25ティームが翌日のファイナル走行に進むことになった。トライアル走行の完走率は、約34.8%であり、2010年の約48.4%に比べると10%以上低下しているが、トライアルコースの距離が2倍以上に伸び、難易度が上がったことを考えれば妥当な結果ともいえるだろう。なお、つくばチャレンジは、タイムを競う競技会ではなく、タイムはあくまで参考だが、最速タイムを記録したのは、防衛大学校滝田研究室ティームの「Smart Dump 5」の8分23秒で、次が千葉工業大学fuRoアウトドア部の「Papyrus Ⅲ」の8分30秒であった。

 最後に、油田教授による結果発表と講評が行われた。その中で、油田氏は「ゴール直前に魔物が棲んでいたようだ。ゴール前は開けた場所になり、位置を知るためのランドマークがほとんどなくなってしまう。そういう状況でも確実に進めるロボットがゴールできたということだ。ロボットのレベルについては、去年より全体的に上がっていると感じた」と述べた。



トライアル走行の結果。1回目の走行で達成したのは19ティーム、2回目の走行で達成したのは4ティームで、合計23ティームがトライアルに成功した
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