[達成すべきロボットの動作]
自立・自律ロボットがつくば市内の遊歩道のうち、つくば市の国際会議場裏手から松ぼっくり公園に至る1kmの区間を2時間 以内に自律的に走行しゴール点に到着して停止すること。
ここで自律的とは、スタート後(チャレンジ運営上許されるか指示される操作を除き)ロボットの行動に影響を与える操作を 一切しないことをさす。単にロボットの動きを操作するのみではく、環境内に動作ガイドとなるものを配置あるいはそれを移動させて、環境条件を通じてロボットの動作に変化を与えることとなるような操作も許されない。

[ロボット]
エネルギー源及び情報処理系など動作に必要なすべての機能 を内蔵した自立ロボットであること。 ロボットは、この課題達成のために必要なハードウェア・ソフト ウェアを全て内蔵し、また環境や動き方に関する情報を予め 持っていることが求められる。

[環境]
上記課題を実行する環境は、つくば市の人々が生活している あるがままの環境とする。したがって、天候や路面の状況はチャレンジ当日の天候条件による。
また、路面の状況(水たまり、落ち葉)なども前日やそれ以前の天候や社会的条件に大きく 影響され得る。環境中に元々存在している縁石や街路樹等をロボットが走行時にガイドとして用いることは自由である。しかし、ロボットの 走行のために環境中にガイドとなるものを設置したり、環境を 改変したりすることは許されない。
例えば、もともと存在する GPS衛星などはそのまま利用できるが、これを中継するための地上局をロボットのために設置することは許されない。

[コースの詳細]
スタート点はつくば国際会議場の裏手のつくば市遊歩道が接する竹園公園の入口。ゴール点はそこから遊歩道に沿った 1km南側の遊歩道上(松ぼっくり公園の手前約100m)とする。
この遊歩道は主に歩行者及び自転車用であり、おおよそ幅 2m〜6mで左右又は中央に街路樹がある。路面は、ほぼ石畳 又はアスファルト舗装で、階段は無く、コースを選べば幼児用 のバギーも通行可能。道路との交差は立体になっており、その ため坂はあるが、車道横断の必要は無い。この遊歩道には 一般道からの出入口や、一般道に降りるスロープが左右所々 に存在する。ロボットは自ら遊歩道の本道を選んでそこを走行 しなければならない。
なお、このコース中、ロボットは原則として遊歩道の左側を 通行することが求められる。

「コースイメージ」
スライドショー
(部分的映像であり、必ずしも連続した方向のシーンでは有りません)
http://www.robomedia.org/directory/jp/game/tsukuba/tsukubarally.html

動画イメージ(部分)
http://www.youtube.com/watch?v=KntiFWGwGnQ
http://www.youtube.com/watch?v=dD38p5cYaSY


およそのコース設定エリア
つくば国際会議場周辺から二の宮公園先の「松ぼっくり公園」前周辺に続く遊歩道の約1kmを想定。(スタート・ゴール地点は変更することが有ります)
googlemapで確認する


[ロボットに求められる機能]
安全に、環境やそこにいる人々と調和を保って上記課題を達成するためには、ロボットには原則として以下の機能が求められる。

(1) 自律的にスタート点からゴール点まで走行すること
(2) 目的地に到着したらそれを認識すること
(3) 環境内の人間や物に衝突したり強く接触しないこと
(4) 環境内に障害物がある時これを回避して走行すること(注1)
(5) ロボットが通行人や自転車あるいは他のロボットの走行の邪魔になる時は自ら道を譲ること(注2)

(注1)2007年度のチャレンジ運営においては、常識的なロボットの走行路には障害物があっても、若干時間を待てばそれは排除されるようコースが管理される予定である。
(注2)2007年度のチャレンジ運営においては、通行人や自転車等には自らロボットをよけてもらうよう協力を求めることとし、ロボットがとくに邪魔をしない限り道を譲る動作はなくても良い。
また、他のロボットの通行のために道を譲ることについては、オペレータの手助けを得ても良いことにする。(詳しくは「運営の手順」に記載)









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