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マイクロマウスクラシック競技レポート
マイクロマウスクラシック競技
台湾の吸引式マウスが優勝! 2位との差は、わずか1000分の6秒
今年は、台湾のCai,Xin-HanさんとLin,Yu-chihさんが製作した「Diu-Gow」が優勝した。吸引式マウスは、昨年よりも台数が増え、優勝した「Diu-Gow」も吸引式だった。
2位は、同じく吸引式の「Que」(製作者:竹本 裕太さん/Mice Busters)で、わずか1000分の6秒差だった。
エキスパートクラス
エントリー数は54台。予選に47台が出場し、ゴールに到達したのが36台(76.6%)、第2走行成功が27台(57.4%)だった。
【画像】予選迷路。西回り48歩21折、 南回り48歩34折
【画像】予選風景。
決勝出場権を得たのは13秒台で走行したマウスまで22台。地区大会でシード権を得たマウスを合わせて33台が決勝迷路に挑んだ。決勝は32台がゴールに到達。第2走行は18台(54.5%)が成功した。
【画像】決勝迷路。西回り112歩49折、 南回り86歩67折
【画像】決勝風景。
上位入賞者の走行
入賞した6名が選んだ最短ルートは下記となる。
1位〜3位までが、吸引式マウスだった。1位と2位は同じルートを取った。タイム差は1000分の6秒。優勝したDiu-Gowには、バグがあり探索走行を終え、スタート地点の手前まで戻ってきた後に、また迷路内を走りだした。最短走行した時も、同様にスタートへ戻ってこれなかった。最短走行は3回目に1度成功したのみ。5回目はタイムアウトでチャレンジできなかった。
それに対して、2位のQueは、決勝進出した34台中、唯一5回の走行に成功している。2回目の走行で暫定1位のタイムを出し、回を重ねるごとに記録を短縮していくのも見事だった。性能では間違いなく最優秀の機体だった。Queは、ハーフサイズ競技にも出走し、10位の成績を残している。
3位に入賞の「Dritte」製作者の今井 康博さんは、前年度のフレッシュマンクラス優勝者だ。エキスパート初参加で堂々の成績。今後の活躍に期待したい。
【画像】1位、2位:赤、3位:青、4位:水、5位:緑、6位:茶
上位入賞者のロボットを動画で紹介する。
優勝:Diu-Gow(Cai,Xin-Han / Lin,Yu-chihさん/Lunghwa University of Science and Technology)
【動画】探索記録: 00:31.353
【動画】最短記録: 00:06.301
2位:Que(竹本 裕太さん/Mice Busters)
【動画】探索記録: 02:01.062
【動画】最短記録: 00:06.307
3位:Dritte(今井 康博さん/東京理科大学 Mice)
【動画】探索記録: 01:43.890
【動画】最短記録: 00:07.739
4位:Excel-9(Khiew Tzong Yongさん/Institute of Technical Education, Singapore)
【動画】探索記録: 00:41.803
【動画】最短記録: 00:07.809
5位:DECIMUS 4E(Peter Harrisonさん)
【動画】探索記録: 00:32.725
【動画】最短記録: 00:08.226
6位:Min7(Ng Beng Kiatさん/Ngee Ann Polytechnic)
【動画】探索記録: 00:41.246
【動画】最短記録: 00:08.446
フレッシュマン
優勝:DONG-3(Jeong Eui Dongさん/MAZE, Dankook Univ. Korea)
【動画】探索記録:00:09.112
【動画】最短記録: 00:28.226
スナップ