※詳細は変更する可能性があります。
[達成すべきロボットの動作]
自立・自律ロボットが、2009年の決められた日時(後述)に、つくば市内の遊歩道等のうちつくば公園通りのつくば中央公園周辺を周回する1km強のコースを、2時間以内に自律的に走行すること。 ロボットはこの区間で自ら走るべきコースを選び、通行人や障害物あるいは他のロボットに衝突することなく、また、その通行の邪魔をしないようにして走行する。 ここで自律的とは、スタート後(安全等のために指示される場合を除き)ロボットの行動に影響を与える操作を一切しないことをさす。ロボットを遠隔から制御 することはもちろん、環境内に動作ガイドとなるものを配置あるいはそれを移動させて、環境条件を通じてロボットの動作に変化を与えるような操作も許されない。
[ロボット]
エネルギー源及び情報処理系など動作に必要なすべての機能を内蔵した自立ロボットであること。ロボットは、この課題達成のために必要なハードウェア・ソフトウェアを全て内蔵し、また環境や動き方に関する情報を予め持っていることが求められる。
[環境]
上記課題を実行する環境は、つくば市民が日頃生活しているあるがままの遊歩道の環境とする。したがって、通常、人や自転車が通行している。つくばチャレンジでは危険防止のため、この道にいる通行人や見物人にはロボットに注意することを求めるが、ロボットの走行領域と市民が歩く領域を分けることはしない。天候はチャレンジ当日の天候条件による。また、路面の状況(水たまり、落ち葉)なども前日やそれ以前の天候や社会的条件(町中清掃など)に大きく影響を受ける。ロボットが、環境中に元々存在している街路樹や縁石、柵、あるいは、周りの建物等を走行のガイドとして用いることは自由である。しかし、ロボットの走行のために環境中にガイドとなるものを新たに設置したり、環境を改変することは許されない。例えば、もともと存在するGPS衛星などはそのまま利用できるが、これを中継するための地上局をロボットのために環境内に設置することは許されない。