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マイクロマウス(ハーフサイズ)競技レポート
マイクロマウス(ハーフサイズ)競技レポート
小島宏一氏、三連覇! 新作「こじまうす9」のコンセプトは4輪
ハーフサイズには、過去最大の44台が出場した。今大会から地区予選のシード取得条件が「出場5台以上」と緩和され、シード権獲得者が増えたことも影響している。
小島宏一氏が新作の「こじまうす9」で決勝に出場し三連覇を果たした。同時にニューテクノロジー賞も受賞した。
ハーフサイズクラス
予選に出場したのは27台。ゴールに到達したのが19台(70.3%)、計測タイムから第2走行成功したと思われるのが8台(29.6%)だった。
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【画像】予選迷路。西回り54歩34折、 南回り60歩16折 |
決勝出場権を得たのは20秒台で走行したマウスまで13台。地区大会でシード権を得たマウスを合わせて17台が決勝迷路に挑んだ。決勝は12台がゴールに到達。第2走行は8台(47%)が成功した。
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【画像】決勝迷路。西回り139歩72折、南回り141歩28折 |
優勝した小島さんはハーフサイズで3連覇。2011年2012年と連覇した「こじまうす7」は関西地区大会で決勝シード権を獲得していた。全日本大会予選は新作「こじまうす9」で出走し、予選の記録は21秒324。探索でゴールしたものの最短走行には失敗し、決勝進出枠13台中12位のタイムだった。予選後にマシンを調整し、決勝には新作マシンで挑み、見事に優勝を果たした。記録は7秒124。
【画像】2013年度優勝の「こじまうす9」と2011年2012年優勝の「こじまうす7」
入賞した6名が選んだ最短ルートは下記となる。
[赤]優勝:こじまうす9、[緑]2位:Excel:mini-3、[青]3位:Rush、[茶]4位:Vector、[橙]5位:GD pico、[紫]6位:紫電RX改
上位入賞者の走行
6位:紫電RX改(宇都宮正和氏)
【動画】探索走行。「紫電RX改(宇都宮 正和氏)」の第1走行。
【動画】最速走行(5回目)。記録は15秒641。
4回目の走行では赤丸地点で壁にぶつかってしまったが、5回目で記録を更新した
5位:GD pico(Benjamin ong zhe hao氏)
【動画】探索走行。「GD pico(Benjamin ong zhe hao氏)」の第1走行。
【動画】最速走行(4回目)。記録は15秒267。
斜め走行が苦手なようで、同じところで躓いていた。最終走行で見事にクリア!
4位:Vector(松井祐樹氏)
【動画】探索走行。「Vector(松井 祐樹氏)」の第1走行。
【動画】最速走行(4回目)。記録は14秒704。
学生チャンピオンのVectorは、細かくターンを重ねるルートを選択。走るたびに確実にタイムを短縮。
3位:Rush(Rayhan Raj Kumar氏)
【動画】探索走行。「Rush(Rayhan Raj Kumar氏)」の第1走行。
【動画】最速走行(4回目)。記録は11秒060。
Rushは、ラーメンルートを選択
2位:Excel:mini-3(Khiew Tzong Yong氏)
【動画】探索走行。「Excel:mini-3(Khiew Tzong Yong氏)」の第1走行。
【動画】最速走行(4回目)。記録は09秒579。
第2回目の走行は、5位のGD picoの最短ルートを選択した。その後、上図のルートでタイムを短縮した。
1位:こじまうす9(小島宏一氏)
【動画】探索走行。「こじまうす9(小島 宏一氏)」の第1走行。
【動画】最速走行(5回目)。記録は07秒124。
第1走行で全面探索をしている途中でクラッシュしてしまったため、第2走目はピンクのラインを走行した。最速タイムは赤のルート。