ロボット作り、マイクロマウスに取り組みたいと考えている方のために、本年もマイクロマウス委員会東日本支部では、「マイクロマウス製作入門」講習会を開催します。迷路を走り抜ける「マイクロマウス」と名前がついた講習会ですが、マイクロマウスに限らずトレースロボットなどのロボットをコンピューターで、電子回路で動かしたいという方に役立つ内容です。マイコンの使い方、マイコン制御でモータを動かす方法やセンサを利用する方法などを学べます。
近年、ロボットの競技大会が多くの場所で開かれおり、2足歩行のロボットも当たり前となっています。その中でも、外部からの操作なしにコンピューターの制御で「自律」して動作するマイクロマウスは歴史も長く、その複雑な内容から現在でも高度なロボット競技会と位置づけられています。マイクロマウス製作資料も多く出回っていますが、いざ製作しようとすると何をどう手をつければよいのかわからないことが多く発生します。またソフトウェアの比重が高くプログラム開発ツールの準備、使い方からマイクロマウスを動かすためのプログラム作成とこちらも多くの問題点を持っています。
講習会ではマウスのしくみやアルゴリズム、プログラム開発方法をしっかり理解していただくことをめざし、講義と実習を通して受講者の皆さんにマイクロマウスの理解を深めていただきます。ノートパソコンを持参すれば、講習会の中でマイクロマウスのプログラム開発環境を整えることが可能です。講習ではテキストのほか、サンプルプログラムなどのデジタルデータを提供します。
ぜひ講習会に参加し、支部大会で完走を目指してください。また、1日目の講習終了後には懇親会を開催します。受講者と講演者との意見交換の場にご利用くださいすでにマイクロマウスなどのロボットを組立てた経験者から、全く初めてという方まで多くの参加をお待ちします。
記
「マイクロマウス製作入門」講習会
1 日時
2006年9月9日(土)、10日(日) 10:00~16:00
(9日は16:30~17:30を目安に懇親会を行います。)
2 場所
芝浦工業大学 豊洲校舎
交流棟402教室(コンビニが入っている建物の4階です)
東京都江東区豊洲3-7-5(東京メトロ有楽町線豊洲駅下車)
3 定員
50名
4 カリキュラム
1日目
1.導入 担当:安藤(芝浦工業大学助教授)
2.マイコン入門1 担当:芝浦工大安藤研
3.マイコン入門2 担当:WMMC(早稲田大学学生サークル)
4.マイコン入門3 担当:東京電機大I部電子技術研究部
(マイコン開発環境の紹介や、実際にマイコンのプログラムを組みLEDの点灯、スピーカーを鳴らすなどマイコンボードを用いた講義と実習を行います)
5.モータ駆動 担当:小川(副支部長)
(ステッピングモータの駆動法を解説します)
6.懇親会
2日目
1.センサについて 担当:青木(副支部長)
(迷路を検出する赤外線センサの原理とその利用法について解説します)
2.迷路解析について 担当:WMMC(早稲田大学学生サークル)
SRDC(芝浦工業大学学生サークル)
(ゴールに到達し、最短経路を求める迷路解析アルゴリズムについて解説します)
3.マウス走行の実習
(実際にマウスを走らせるグループ実習です。マイコンを利用したロボットのプログラム作りを体験できます。数名でグループを作り、マイクロマウスを実際に動かして床面を走行させることを目指します。直線走行および桝目を書いた床面を左右に曲がりながら走行する課題に挑戦します。グループごとにTA<ティーチィングアシスタント>が指導します)
※ 講師は支部役員(大学教員および企業のエンジニア、各大学の学生)が担当します
エントリーシートはこちら PDF MS WORD 9月8日まで受付
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