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マイクロマウス

ロボスプリント競技の運営

ロボスプリント(Robo Sprint)[自律型ロボットのライントレース型競技] の標準的な運営方法について述べます。

ロボスプリント競技会は、弱い標準化をした運営方式をとることにします。
コースは、他の競技会の記録と比較をするために、標準化をしますが、運営は大会ごとに柔軟に行うことにします。

競技の実施形式として次のようなものが考えられます。
順次型: 一台づつ走行し計時する。時間記録で順位をつける。
対戦型: 二台同時にスタートし、速い方が勝ち。トーナメント方式で実施するのがよい。
徒競走型: 同時に3 台以上でスタートし、順位をつけます。予選と決勝方式で実施することが考えられる。
ここでは、対戦型の運営の例を示すことにします。

対戦型の運営
対戦型は、トーナメント方式で実施するのが推奨されます。
• 抽選で試合の位置を決めます。
• 各試合は、左右のコースを変えて2 戦します。

ゴールに先に到達したほうが勝ちです。計時は、ストップウォッチで十分です。
1 勝0 敗、または、2 勝0 敗なら勝ち上がります。両者が、2 試合ともゴールまで到達できなかったら、
じゃんけんで勝ったほうが勝ち上がります。
1 勝1 敗の場合は、もう1 試合を行って勝者を決めます。このとき、コースはじゃんけんなどで決めることにします。

トーナメントでは、最速の記録を出したロボットがトップになるとは限りません。トップになるのは、速いスピードを安定して出せるロボットです。